空心菜の栄養と健康効果

夏バテ予防にも効果がある空芯菜

空心菜の炒め物(タイの屋台で)

 

空心菜は熱い夏を乗り切るための強い味方にもなってくれます。それは空心菜には汗と共に失うカリウムも豊富で、ビタミンB1、B2なども沢山含んでいるからです。

 

チアミンとも呼ばれるビタミンB群の一種であるビタミンB1は水溶性のビタミンで、別名「疲労回復のビタミン」とも呼ばれています。基本的には糖質の代謝に不可欠なビタミンとなっており、特に白米を主食にしてエネルギーを糖質から多く得る日本人には非常に重要なビタミンなのです。ビタミンB1は糖質代謝をする過程で酵素の働きを補助する補酵素として作用し、エネルギーを生み出すことを促進します。

 

更には脳の中枢神経、手足の末梢神経機能を正常に保つという働きもあります。中枢神経、手足の末梢神経は脳によって調整されているのですが、その脳が働くために大量のエネルギーを必要とします。

 

このエネルギーはブドウ糖だけからつくられます。そのブドウ糖からのエネルギー生産をビタミンB1が手助けしてくれるのです。

 

ビタミンB2も水溶性ビタミンB群の一種です。別名リボフラビンとも呼ばれ、三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)の代謝を促進し、エネルギー代謝を助けます。皮膚や粘膜の機能維持や成長にも関わっています。

 

更にはダイエット効果もあります。肥満を予防するポイントは、何より脂肪を体に溜め込まないことですが、食事から体に吸収された脂質や糖質をどんどん分解して、エネルギーにつくり変えていくのがビタミンB2というわけです。エネルギーの代謝を高め、夏バテ気味の身体にエネルギーを与えてくれるこれらの栄養素が空心菜からしっかり摂れます。

 


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